新潟はオフが明けた2日、第2ステージ第7節神戸戦(6日・デンカS)に向けた練習を開始した。第1ステージ第14節仙台戦以来、10試合ぶりの試合出場を目指すMF小塚和季(22)に注目したい。

 小塚は2日が22歳の誕生日。練習の締めの円陣で、吉田達磨監督(42)に促され、「(22歳の)1年、良い年にしたいと思います。応援よろしくお願いします」とあいさつ。チームメートの笑いを誘った。

 「22歳を良い年にするためにも、試合に出たいです」と言うのが本音だ。仙台戦でスタメン出場後、右内転筋の肉離れに見舞われた。完治した今は、神戸戦が明確なターゲットになる。

 この日の練習では、10対10の実戦形式で精度の高いパスを繰り出し、自らシュートも決めた。「スルーパスでチャンスをつくりたい」。新潟は第2ステージ、6試合すべて1点差で1勝5敗。小塚のパスワークに期待がかかる。

 前節東京戦でベンチ入りしたFW鈴木武蔵(22)、MF野津田岳人(22)がリオ五輪代表のバックアップメンバーとなり神戸戦は不在。「2人が抜けた分は競争になる」と吉田監督。小塚は「自分らしいプレーをしたい」と意欲的だった。