G大阪がホームで鳥栖に逆転勝利した。

 前半は互いに攻めあぐねた。第2ステージここまでの6試合は4勝2分けと負けなしで臨んだ鳥栖は前半39分、左サイドでFKを獲得。キッカーのDF吉田がふわりとしたボールをゴール前へ入れ、FW豊田が頭で合わせたがたたききれず、相手GKにキャッチされてしまった。

 一方のG大阪は、大卒ルーキーFW呉屋(ごや)が、4月24日福岡戦以来今季2度目の先発出場。その呉屋が前半44分、絶妙な抜け出しでMF倉田からのパスを受け取るが、シュートは大きく枠を外した。

 試合が動いたのは後半14分だった。鳥栖のMF金民友がペナルティーエリアすぐ外でミドルシュートを放つと、これを相手DFがハンド。PKを獲得し、キッカーの豊田が落ち着いて決めた。

 しかし、G大阪もすぐさま反撃する。同16分、MF遠藤が右サイドからFWアデミウソンへパス。アデミウソンが個人技で突破し、ゴール前へクロスを入れた。これが相手のオウンゴールを誘い、同点に追い付いた。

 そして後半ロスタイム。G大阪は途中出場のFW長沢がMF大森の左クロスを頭で合わせて勝ち越し。土壇場で白星を手にし、2連勝を飾った。