横浜FCの元日本代表FW三浦知良(49)が、今季2点目となるスーパー弾を決めた。敵地のC大阪戦に、2点ビハインドの後半24分から出場。同30分に右足でゴールに突き刺した。自身の持つ最年長記録を更新する49歳5カ月12日での得点。同34分にも同点弾の起点となり、3-2の逆転勝利に貢献。

 往年の切れ味がよみがえった。2点を追う後半30分。左サイドで得意のシザースからクロスを上げた。相手DFにはね返されたボールを自ら拾うと、シュートフェイントをかけて右足で強烈シュートを突き刺した。昨年6月28日水戸戦はこぼれ球を押し込み、今年6月19日岐阜戦は頭での得点。衰えを知らない49歳は「最近は足を振り抜いたシュートを決めていない。練習であの位置からのシュートを繰り返しやってきた。一瞬(景色が)止まった感じ。みんなが止まって見えました」と笑顔を見せた。

 同34分には同点弾の起点を作り、敵地で劇的な逆転勝利に貢献した。日本時間今日8日には五輪で若き日本代表が、決勝トーナメント進出への望みをかけてコロンビアと対戦。カズは「諦めずに流れを変えるのは大事。国際試合も(先発)11人だけじゃない。ベンチにいる全員がそう思って明日、日本に頑張ってもらいたい」とエールを送った。