G大阪の長谷川健太監督(50)が、決勝トーナメント進出を逃した五輪代表の戦いぶりを「紙一重だった」と分析した。11日、万博練習場で調整後に語った。

 G大阪からはMF井手口と、オーバーエージでDF藤春の2人を五輪へ送り出した。同監督は「この世代は十分に(世界に)勝てるチャンスがある。(4強入りした12年)ロンドン五輪を見ても、今回の日本の戦いを見ても、チーム力や個人のメンタル面で出し切ることができれば、十分にメダルを狙える力がある」と話した。

 傷心で帰国するであろう2人の愛弟子に向けて、同監督は「サッカー選手は、サッカーをすることで克服していくしかない。試合をやれば、大丈夫。いい経験という言葉は使いたくはなかったと思うが、これが必ずいい経験になる。Jリーグとは違う、世界との戦いで感じた部分を、埋めていってもらいたい」と今後の成長の糧にすることを期待した。