山形が必勝を期したホームで白星を挙げられなかった。京都と0-0で引き分け。7月6日の熊本戦以来、7試合連続で勝利がない(●●△●●●△)。

 引き分け後、スタンドからは「社長、そろそろ説明ですよ!」の声。サポーターの期待に応えられなかった。この日は「山形県民応援デー」。球団初となるユニホームのプレゼントなど集客に力を入れ、入場者数は1万4450人とほぼ満員。しかし、決め手を欠いた。

 後半30分から途中出場したFW大黒が裏へ抜け出す動きを見せ、好機をつくった。だが、決めきれない。石崎監督は「今のチーム状況の中、京都と引き分けたのは選手が粘り強くやったから」と評価した。上位チームとのスコアレスドローは上向きの兆し。しかしスタンドには「山形県民が見ている。社長、監督、GM、TD、選手よ、進退かけて闘え」と厳しいメッセージが掲げられた。