先制したのはアウェーの東京だ。

 前半40分に左サイドを崩し、最後は元日本代表FW前田遼一(34)が右足ダイレクトで決めた。史上5人目となるJ1通算150得点を達成。前半は東京が1-0のリードで折り返した。

 後半に入ると神戸が反撃に出た。同11分にFW渡辺千真(30)が同点弾。これで勢いに乗り、ゴールラッシュが始まる。同19分にMFニウトン、その1分後にはFWレアンドロが決めて3-1とリードを広げる。圧巻は同29分。FWペドロ・ジュニオールがドリブルで仕掛け、最後はGKまで抜き去って無人のゴールにボールを流し込んだ。

 神戸はホームでうれしい逆転勝利。東京は前田の記念弾を勝利で飾ることはできなかった。