浦和のペトロビッチ監督(58)は敗戦にも、次につながる好内容であったことを強調した。

 試合を振り返り「相手にとって危険な攻撃を、アイデアを持って何回も仕掛けることができていた。決定機も多くつくれた」と話した。

 一方で「非常にナイーブな失点を2回してしまった。そして多くの決定機を決められなかった」と肩を落とした。それでも「試合内容を見れば、負けた中にも光を見出すことができる」と語気を強めた。

 「選手が必要以上にネガティブにならないように気を付けたい。第1ステージ終盤の3連敗から、ここまで負けなしという結果を続けてきた。それは負けたときにどう行動するか、立ち向かうか、それが大事だということを示している」

 リオデジャネイロ五輪での日本勢の大活躍が注目される中、約4万5000人もの入場者を集め、90分間スタンドをわかせ続けた。「負けた我々が言うのもなんだが、今日はJリーグ最高峰の2チームによる、すばらしい戦いが見られたのは間違いない」と締めくくった。