浦和は21日、さいたま市大原サッカー場でブラインドサッカー体験会を行った。ブラインドサッカー日本代表の加藤健人と所属する埼玉T.Wingsのメンバーの協力で、サポーター50人を招いて開催。MF平川を始めMF阿部、武藤、梅崎らが参加した。冒頭、加藤の華麗な足技が披露されたが、目隠しでのプレーは簡単ではない。代表クラスの浦和の選手たちも悪戦苦闘。武藤は「めっちゃ難しいです」と息を弾ませた。

 ブラインドサッカー界とのつながりは、昨春に平川が両目を負傷し、半日ほど目が見えなくなったことがきっかけ。回復後「目の不自由な方の力になりたい」と周囲に相談し、同じ埼玉を拠点にするT.Wingsの体験会に参加して接点をつくった。

 平川はその後、T.Wingsに練習場所を提供するなど支援を継続。「障害をお持ちの方との接し方など、いろいろ考えるきっかけになった。東京でパラリンピックもあるので、競技を盛り上げるお手伝いもしたい」と話した。