新潟はオフが明けた23日、第2ステージ(S)第10節鳥栖戦(27日・ベストアメニティスタジアム)に向けた練習を行った。MF加藤大(25)が今季初得点を狙っている。

 全体練習終了後、加藤は居残りのシュート練習を行った。利き足の左ではなく、右足を中心に打った。「割合は8対2で右が多かったです」。右足での得点は、愛媛に期限付き移籍していた13年の第16節G大阪戦だけ。「左右どちらでも決められるようにしたい」。前節福岡戦ではMFレオ・シルバ(30)が決めた3点目の起点になるパスを入れた。ただ、「パスの精度を高めるだけでなく。自分でも狙う」。鳥栖戦に向け、得点への意欲を見せる。

 第7節神戸、第8節甲府戦はフル出場。だが、福岡戦は後半途中からの出場だった。「パスではなくシュートを打っておけばよかった、というのはダメ。打てるときにしっかり打たないと」。今季はまだ無得点。スタメン奪回のためにも、自力で決める姿勢を見せる。

 体調管理に抜かりはない。夏場は梅干し3個と果汁100%のオレンジジュースで疲労を回復させている。「スタメンに戻れるかどうかは分からないが、しっかり自分を出す」。状態をベストにし、鳥栖戦に臨む。