新潟FW山崎亮平(27)が鳥栖戦での2試合連続ゴールを狙っている。新潟は24日、第2ステージ(S)第10節鳥栖戦(27日・ベストアメニティスタジアム)に向けた練習を行った。

 山崎が、ゴール前に転がるようにして倒れ込んだ。ハーフコートで行う6対6の試合形式。ゴール前に持ち込むと、DF松原健(23)のスライディングにあった。それでも、倒れながら強引に、ボールをゴールマウスに押し込んだ。

 ゴールに飢えている。「やっぱり点を取りたい。そこが自分に足りないところなので」。今季はここまでリーグ戦1得点。それが第1S第17節鳥栖戦(1-0)の決勝点だった。相性の良さはある。「前節、福岡にいい試合をして勝った。その感触を忘れずに連勝したい」。福岡戦は3-0。山崎は、得点はなかったが、FWラファエル・シルバ(24)の先制点をアシストした。ゴールに絡む動きはできている。「調子自体はいい。彼らしさが出ている」。吉田達磨監督(42)も好調を認める。

 リオ五輪にも刺激された。卓球男子個人銅、団体銀メダルの水谷隼(27)は静岡・磐田市出身。山崎の前所属は磐田。「面識はないけど、僕は勝手に親しみを感じています」と笑う。水谷に負けない白星への執念と、得点への意欲を鳥栖戦で結果につなげる。