横浜はホームで鹿島に引き分けた。

 鹿島の石井監督は26日の練習に引き続き、心労による休養で同行しなかった。大岩コーチが代行で指揮を執った。

 先制したのは鹿島。前半28分、FW金崎のスルーパスに走り込んだMF鈴木が左足で流し込んだ。

 横浜は前半10分、MF斎藤のパスに反応したFW伊藤が右足でボレーシュートを放つもクロスバーに直撃した。同25分には、相手のクリアボールに反応した斎藤が頭で合わせたが、GK曽ケ端に阻まれた。すると0-1の同45分に同点に追いついた。斎藤が左サイドでパスを受けると、そのままドリブルで中に切り込みミドルシュート。これに伊藤が足を伸ばしてゴールを奪った。

 後半も互いに攻め込んだ。鹿島は同2分に金崎がミドルシュートを放つもGK榎本の好セーブに遭った。同30分、相手ボールを奪った鈴木が浮き球シュートを放つも、わずかに枠を外した。

 横浜は35分に待望の追加点を得た。斎藤が中盤でボールを奪うと、ドリブルで相手守備陣2人を置き去りにし、ゴール右隅に流し込んで2-1とした。

 だが後半40分、鹿島が追いついた。ゴール前の混戦でMFファブリシオが加入後初となるゴールを決めて2-2とした。