G大阪が、2年ぶりの頂点へ総力戦で臨む。31日のルヴァン杯(旧ナビスコ杯)準々決勝第1戦アウェー広島戦に向けて、30日は大阪・吹田市内で調整した。

 A代表でGK東口とDFオ・ジェソク、U-19(19歳以下)日本代表でMF堂安(どうあん)、DF初瀬らを欠く中、リーグ全試合出場の元日本代表MF遠藤がこの日、練習場に姿を現さなかった。遠征にも同行せず、コンディション回復に努める。

 長谷川監督は「何人かメンバーを入れ替えながら。1戦1戦なので、まずは第1戦にだけ集中して戦っていきたい」。左太もも肉離れで離脱していたMF藤本は「チームはいい流れだと思う。(同じポジションの)律(堂安)も(状態が)上がってきているし、ライバルが多い。結果を出せるようにしたい」と意気込んだ。

 G大阪は広島と今季4度目の対戦。14年度からこの3年間では、天皇杯なども含め13度目の対戦となる。手の内を知り尽くしているが、DF丹羽は「誰が出てきてもマッチアップする相手をしっかり止めたい。自分たちのサッカーをしっかりすることが大事」と気を引き締めた。