準優勝した13年以来の4強進出を狙う浦和が、敵地で先勝した。

 前半6分にMF高木俊幸(25)が先制ゴール。同35分にはGK大谷のミスから同点に追いつかれるも、同41分に今度は相手DFのミスを突いてFWズラタン(32)が勝ち越し弾を決めた。

 アウェーゴール2点を奪って4強進出に王手をかけるも、ペトロビッチ監督は「非常に不満で、非常に腹立たしい」と怒りをぶちまけた。

 同監督は「今日の試合内容ならば、2試合目を待たずして(4強に)勝ち進むことを決定づけないといけない。4、5点は取れた試合。私は日本で11年指導しているが、可能であれば相手をたたきのめすほどのメンタリティーをまだ日本人に植え付けることができていない。最後に、宇賀神はクロスを上げられたはず。試合がほぼ終わりに近づき、主審が笛を吹くのを待っていた。3点目を取りに行くというメンタリティーが必要だったのに」とまくし立てた。

 ペトロビッチ監督は報道陣にも「私の言っていることを、そう思いませんか? それとも、この監督は何を言っているのか? と思っていますか」と逆質問するほどだった。

 第2戦は9月4日に浦和のホームで開催される。