MF加藤大(25)が大学生に格の違いを見せつける。新潟は8月31日、天皇杯2回戦関学大戦(3日・デンカS)に向けた練習を行った。

 「足元の技術がありそう」。加藤は関学大の印象をこう話した。昨季の大学王者で、Jリーグの下部組織出身選手も多い。吉田達磨監督(42)も「中盤でマークをかわされる場面は出てくる」と警戒する。加藤もそれは覚悟。その上で、「相手のブロックの間で受けてパスを通す」。持ち味のパスワークで崩すイメージを持つ。「相手は守備も堅いと思うが、J1ほどの強さではない」。得意のスルーパスを得点につなげるつもりだ。

 リーグ戦第10節鳥栖戦(8月27日)はベンチ入りしたものの、4試合ぶりに出番なし。天皇杯は自身にとっても再アピールの場だ。「出場したら、自分らしさを出したい」。練習後、体の切れを出すため、自主的に30分ほどランニングをした。準備にぬかりはない。