リーグ戦で年間最下位の福岡は0-2で東京に敗れ準々決勝で散った。第1戦は攻守に踏ん張り1-1で引き分けていた。

 試合前まで2日連続の完全非公開練習で対策を練っていた。だが前半30分、課題の守備の乱れから先制点を許すと、後半30分に直接FKから加点された。DF浜田水輝(26)が「0-2までほとんどいいところがなかった。守備が整理されていなかった」と嘆く完敗だった。

 それでも井原正巳監督(48)は前を向く。「まずは中2日の天皇杯(7日)だが、リーグ戦残り7試合にもすべてを懸け、残留の可能性がある限り戦い続けたい」と気持ちを切り替えた。