G大阪が3年連続で4強進出を決めた。2得点の活躍だったFW長沢駿(28)は「守備の固いチーム相手に6点取れて自信になる」とうなずいた。第1戦は途中出場の大卒新人FW呉屋大翔(22)が公式戦初得点を挙げていた。長沢は「この前は呉屋がしぶとく点を取ってくれた」と後輩の活躍を喜びつつも、この日の第2戦へ「自分も、という思いがあった。点を狙い続けていた」と、本音を明かした。

 MF倉田秋(27)は「FW陣は最後の(決定機の)ところでかみ合っている。これをリーグ戦にも生かしたい」。MF遠藤保仁(36)は「前線が脅威を与えるプレーができるのはいいこと」と手応えを得ていた。準決勝はホームアンドアウェー方式で横浜と戦う。2年ぶりの頂点まで、G大阪は勝利だけを追い求める。