連敗ストップだ。仙台は今日10日、ホームで横浜と対戦する。天皇杯を含めた公式戦は3連敗中だが、MF三田啓貴(25)は「残り試合を全勝したい。そのためにも横浜を倒す」と闘志を燃やす。

 今季の開幕戦で決勝点。9日の前日練習でも最後までシュートを打った。横浜とは今季3度目の対戦で1勝1敗。「開幕戦のゴールは自信になったがナビスコ杯ではホームで負けた。その借りを返すためにも、今回は負けられない」と気合十分。「クロスは上げさせず、1対1は抜かれないように」と攻守で役割を全うする。

 今季も残り7戦。期限付き移籍のため契約上、出場できない東京戦を除いた26戦でピッチに立ち、4得点とフル稼働してきた新ボランチ。MF富田晋伍主将(30)とコンビを組み、開幕からチームの浮沈を見てきた。三田にとっては東京戦を除くため、残り6戦となる。「個人的にも悔いないように戦い、残り試合は全勝するつもりで。それがここ(仙台)にいる使命だと思ってる」。頼もしい言葉を残した三田が、勝利の使者になる。【成田光季】