鳥栖MF金民友(26)はフェースガードを装着して強行出場した。

 3日の天皇杯琉球戦で額の骨にひびが入り、負傷交代していた。それでも、フィッカデンティ監督は「勝つために出たいという姿勢を見せてくれた」と評価し、先発起用した。

 黒いフェースガードを付けた金は0-2の後半3分にペナルティーエリア左からシュートを放つも枠を捉えることができなかった。同34分には相手との接触で倒れ、痛さのあまりピッチをたたいた。

 金は「もちろんコンディション的には100%とは言えないけど、試合に出たらやるしかない」。フェースガードを付けてのプレーにも「練習の時は試合ほど激しくやっていないので、試合に出たら正直難しかった。でも試合で自分の良さを出せないといけないと思うし、出せていないところが、まだ私の足りないところ」と謙虚に話した。