山形はアウェーで清水に敗れ、リーグ戦10試合勝ちなしとなった。

 前半は流れをつかみ、清水の倍となる8本のシュートを放ったが、決定力を欠いた。同ロスタイムには、FKのチャンスからボールを失い、カウンター攻撃を受けて失点。後半36分には、清水FW大前元紀(26)を倒したとしてDF田代真一(28)が一発退場。さらにそのFKから失点も許した。

 1人少ない中で、同42分にはMFディエゴ(32)のCKからDF渡辺広大(29)がヘディングで決めて1点を返したが、反撃はそこまで。

 GK山岸範宏(38)は「前半はロスタイムに失点をするまで、完璧なゲームだった。後半はミスや隙を突かれた。隙を見せた方がやられてしまう」と振り返った。石崎信弘監督(58)は「前半はいい形で戦えて、チャンスもあった。今年の課題でもありますが、決めるところで決めていかないと勝ちが来ない。次はホームで、何としても結果を出したい」と次節の徳島戦(18日)に向けて話した。