「ケチャップ」でいくぜ! J2山形FW林陵平(30)が15日、後半戦初勝利を誓った。18日のホーム徳島戦に向け、直近5戦4発男が豪語した。「入るときは入る。群馬戦(天皇杯2回戦)はチームで5点とったんだから。勝てると信じている。俺のゴールが大前提。狙っていきますよ」。日本代表FW本田が放った名言「ゴールはケチャップみたいなもの。出ないときは出ないけど、出るときはドバドバ出る」と同じ表現で自らを奮い立たせた。

 現状は後半10戦で3分け7敗。勝てない要因は明らかだ。この10戦中6戦で相手を上回るシュート数を誇ったが、精度が低かった。1-1で引き分けた8月21日の敵地岐阜戦が象徴的だった。わずか2本のシュートで先制され、21本のシュートで反撃したが林の1点止まりだった。「そういうもん。個人の質はもちろん大事。反省も大事だけど、次に切り替えるのも大事」と前を向く。

 1年でのJ1復帰が遠のいても、戦う姿勢は崩さない。「今の状況からプレーオフは実際難しい。そんなに甘くない。現状から考えて1つでも勝って上を目指すしかない」。チーム1位タイの6得点を誇る主砲・林が、有言実行でゴールをたたき込む。【高橋洋平】