新潟にJ2降格の危機が迫ってきた。横浜に敗れ、これで今季3度目の3連敗。

 勝ち点27で年間順位は甲府に抜かれ15位に落ちた。

 前半29分に先制を許すとそこから3失点。0-2の後半22分にMFラファエル・シルバ(24)のゴールで1点差に追い上げたが、その3分後に3点目を奪われるなど、波に乗りきれなかった。

 前節名古屋戦から3-4-3のシステムを採用。DF大野和成(27)DF舞行龍ジェームズ(28)のセンターバック陣がそろって負傷離脱。そのための苦肉の策でもあったが、結果にはつながらなかった。「イージーなミスで失点した。守備でクロスに寄せる、自分の脇を抜ける相手を捕まえるといったところはすぐに修正しなければ」。吉田達磨監督(42)の口調は厳しかった。

 残り5試合はすべて上位との対戦。特に第15節から17節は浦和、G大阪、広島と強敵が続く。「前を向いて戦うだけ」と吉田監督。試合後、ブーイングではなく、拍手と応援歌で選手を鼓舞したサポーターの後押しに応えなければならない。