第2ステージ2位のG大阪が、長谷川健太監督(50)の誕生日に首位取りへ挑む。22日は大阪・吹田市内で練習を実施。25日のホーム東京戦に勝てば、勝ち点2差の浦和を抜いてG大阪が首位に浮上する可能性がある。当日は指揮官の51回目のバースデーでもあり、記念すべき日にゴールを期待する選手を問われ「誰でもいいですよ。自分で(点を)取れるなら取りたいぐらい」と冗談交じりに笑った。

 長谷川監督にとって現役時代の96年ナビスコ杯(現ルヴァン杯)決勝のV川崎(現J2東京V)戦が誕生日当日だった。指揮官自身、PK戦で勝利した一戦で先制点を決めた。この優勝で当時所属していた清水は初タイトルを獲得。長谷川監督は「(誕生日で)一番印象に残っている」という。指揮官の記憶を塗り替えるぐらい熱い試合にするためにも、MF倉田は「(監督が)家に帰ったら、笑って誕生日を祝えるようにしたい」と白星を約束した。【小杉舞】