J1残留争い中のライバル対決は、痛み分けのスコアレスドローに終わった。

 連敗を止めたい湘南は前半19分、FW山田がドリブル突破からクロスを入れ、最後はDF三竿が決めてゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定でノーゴール。同30分にはMF下田のCKからFW大槻が強烈な枠内ヘディングシュートをはなったが、磐田GKカミンスキーが好セーブで防いだ。一方、磐田はリーグ戦10試合ぶりの先発となったMF松井を中心に攻撃を展開。同44分には松井のヒールパスからDF中村太がクロスを入れるが、FWジェイには合わなかった。前半は0-0で折り返した。

 後半は両チームとも勝利を目指して激しい試合となった。湘南は同41分、三竿のクロスから大槻がヘディングシュートを放つが、枠をとらえられない。磐田は同ロスタイムに何度も決定機を迎えた。途中出場のMF松浦が枠内シュートを打ったが、湘南GK村山が好セーブ。両チームともGKの活躍が光り、スコアレスとなった。