激しい打ち合いで引き分けた。

 序盤から試合が動いた。前半13分、ペナルティーエリア付近で東京MF田辺が、G大阪MF大森のパスミスを拾いシュート。GKとゴールポストの狭いコースに決まり、先制した。

 しかしその2分後、大森が自らのミスを払拭(ふっしょく)。G大阪FWアデミウソンからパスを受けると、思い切った右足シュートをねじ込み、すぐさま同点とした。

 勢いに乗ったG大阪は3分後、アデミウソンの絶妙スルーパスにゴール前でDF藤春が反応。左足で折り返し、詰めていたFW長沢が押し込んだ。長沢は今季9点目。8月度月間MVPを受賞した注目株が、日本代表ハリルホジッチ監督の前で活躍した。

 それでも東京はすぐに反撃に出る。前半22分にはMF河野が左足ミドルシュートを決めて再び同点。2-2のまま前半を折り返した。

 後半はなかなか試合が動かなかったが、終了間際に途中出場の東京FW平山が決め、一時勝ち越し。しかし、あきらめないG大阪は後半ロスタイムにDF米倉が同点弾を挙げた。それでも第2ステージ逆転優勝を狙うG大阪にとっては痛い引き分けとなった。