G大阪が土壇場で追い付いた。日本代表ハリルホジッチ監督が視察に訪れた一戦は白熱した展開となった。2-2の後半45分、東京FW平山に決められ、勝ち越された。しかし、1分後にハリルジャパンとして国際Aマッチ3試合に出場経験があるDF藤春広輝(27)がゴール前の混戦から決めた。

 藤春は「勝ち越されても『もっと前に出ていこう、もっと前に出ないと』とみんな思っていた。その思いがゴールにつながった」。

 ハリルホジッチ監督は「前半は良いリズムだった。後半は2チームともリズムを崩した。候補選手を見に来たが、何人かは良くて何人かは良くなかった」とコメント。この日フル出場した20歳のMF井手口について「かなりいい選手。若くていい選手。パワーをつければいい選手になると思う」と評価した。

 G大阪は連勝が3でストップ。第2ステージ首位浦和と勝ち点4差に広がった。