日本協会の岡田武史副会長(60)がオーナーを務めるFC今治(愛媛)が、四国リーグ2連覇を遂げた。首位で迎えたホーム最終戦で3位のKUFC南国に6-1で大勝。昨季の優勝決定はアウェーだったが、今季はホームの今治市桜井海浜ふれあい広場サッカー場で決めた。18日の高知ユナイテッドSC戦が雷雨で試合中止になり、10月9日に延期されたことで、本拠で歓喜の瞬間を迎えられた。

 今季から岡田氏が“現場復帰”。チーフ・メソッド・オフィサーとしてベンチ入りしていた。その目の前で、東京・成立学園高出身のルーキーFW長島滉大(18)がハットトリック。開始2分の先制弾を皮切りにゴールを重ねて優勝に貢献した。就任1年目の吉武博文監督(56)は、12勝1分け1敗だった昨季を上回る13戦全勝で2連覇に導き、目標のJFL昇格を争う全国地域チャンピオンズリーグ(1次、決勝ラウンドとも11月)の出場権を得た。