サッカーのイングランド代表の元スター選手、デービッド・ベッカム氏が29日、東京都内で行われた熊本地震の被災地支援イベントに参加した。

 岩手国体のサッカー少年男子に出場する熊本県U-16(16歳以下)選抜の選手にサインボールと手紙を手渡した。

 ベッカム氏は選抜チームと大学生チームによるフットサルを観戦。点が入るたびに手をたたいて喜び「レベルの高さに驚いた」と満足そうだった。熊本へのメッセージを求められ「つらいこともあると思うが、笑顔で前向きに進んでほしい」と述べた。

 選手たちは憧れの存在の登場に沸き、選抜チームの福島隼斗主将(16)は「ベッカムさんの前でかっこいいプレーをしようと、みんな気合が入っていた。1勝でも多くして(被災地に)元気を届けたい」と話した。