J2C大阪FW杉本健勇(23)が29日、大阪市内で行われた紅白戦で1トップを務めた。次戦はJ1昇格のライバル清水との一戦(10月2日、ヤンマー)。キーマンとなる杉本は今季、主戦場として左MFを務めてきた。結果も伴い、リーグ11得点で出場した3試合連続ゴール中と好調をキープしている。

 その得点力の高さが買われ、今回は1トップに抜てきされた。23歳の点取り屋は「よりゴールに近いポジションでプレーできる。ワンチャンスをしっかりものにしたい」と意気込んだ。

 現在、C大阪はJ1自動昇格圏内の2位松本と勝ち点1差の3位。清水は5位につけており、C大阪と勝ち点6差ある。大熊監督は「彼ら(清水)にとって(勝てばC大阪と勝ち点3差に迫れる)この1試合は大きい。気持ち的に負けないようにしたい」と引き締めた。

 得点源として期待される杉本は「サイドでやるより、1トップは1本の(タテ)パスでチャンスが広がる。相手DFとの駆け引きも大きくなる。そういうところを狙っていきたい」と、ゴールを奪うため自らを奮い立たせた。