川崎Fは30日、17日の熊谷陸上競技場での大宮戦後、サポーターが大宮のバスの進路を妨害するなどのトラブルについて最終報告を発表した。同試合は、川崎FのFW大久保嘉人(34)が一発退場になるなど、両チーム合わせ7枚のカードが出る荒れた展開になり、大宮が3-2で逆転勝ちしていた。

 川崎Fはこの日、大宮選手バス出庫時に、ブーイングなどを行ったサポーターが15人だったことを新たに報告。また、1人が旗棒のケースをバスに向けて振ったところ、約80センチの旗棒が飛びだし、バスの進路を妨害した詳細を明らかにした。

 川崎Fはすでに、大宮の選手バスに飛び出し進路妨害した1人に対しリーグ5試合の入場禁止、大宮サポーターに詰め寄った2人を9月25日の横浜戦での入場禁止を発表していた。この日は新たに、旗棒のケースを振ったことで大宮のバスの進路を妨害した1人に対し、10月22日の広島戦まで入場禁止にする処分を出した。他11人に対しては、厳重注意にした。