J2C大阪のDF田中裕介(30)が30日、リーグ最多62得点を誇る清水の攻撃陣封じに意欲を見せた。10月2日のホーム清水戦に向け、大阪市内で練習。田中は相手の得点力について「ゴールに困ると前線目掛けてクロスやスルーパスが出てくる。そのボールに注意しないといけない。ボールの質を落とさせるような守備ができればいい」と分析した。

 特に警戒すべきなのはFW大前だ。負傷で長期離脱しながらJ2得点ランク4位の13点を挙げている。「うちで言えば曜一朗(柿谷)のような存在。途中出場でも、1分出れば結果を出せる選手。1秒たりとも気が抜けないし、注意したい。体を張って守りたい」。C大阪は現在J1自動昇格圏2位の松本と勝ち点1差の3位。同6差で5位の清水に勝てば圏内に浮上する可能性がある。田中は「ここでしっかり清水をたたきたい」と、闘志を燃やした。