新潟が勝利し、片渕監督の初陣を勝利で飾り、連敗を4で止めた。一方、磐田は4試合勝ちなしとなった。

 J1残留争い中の両チームの気持ちがぶつかり合う試合となった。片渕監督就任後、初戦の新潟は前半12分、ゴール前でフリーのFWラファエル・シルバがゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定だった。そして同22分、MF加藤がペナルティーエリア内で相手DFに倒されPKを獲得。これをMFレオ・シルバが右足で冷静に決めて先制した。待望の先制点にベンチから控え選手も飛び出し、歓喜の輪ができた一方、磐田は同38分、MF上田のFKからジェイが頭でコースを変えて決め、同点に追いついた。前半は1-1で折り返した。

 勝利が必要な新潟は後半途中から、FW山崎、FW鈴木を相次いで投入。攻勢をかけた。同39分には鈴木がフリーでミドルシュートを放つが、磐田GKカミンスキーが好セーブを見せた。同44分、鈴木の左クロスを山崎が決めて勝ち越しに成功した。磐田は同43分から途中交代を行い、MF松井、FW森島らを投入。同ロスタイムには上田のクロスからジェイが頭で狙うが、新潟GK守田がキャッチ。そのまま守りきり、10試合ぶりの勝利を挙げた。