横浜がMF斎藤学が全得点に絡む活躍で甲府に快勝した。

 先制したのは横浜。前半38分、MFマルティノスがドリブルでペナルティーエリアまで持ち込むと、中央へグラウンダーのパスを送り、MF斎藤が左で合わせてゴールを決めた。

 1-0で折り返した横浜は後半早々、追加点を得る。同2分、MF前田直輝からパスを受けたFW伊藤翔が切り返す。タッチが少し大きくなったところでこぼれたボールに斎藤が反応し、2点目。さらに同13分には、斎藤のスルーパスに抜け出した前田が合わせて3-0とした。

 勢いに乗った横浜はさらに同37分、左サイドの斎藤のクロスに途中出場したFW富樫敬真がワントラップしてから右足を振り抜き、4点目を奪った。

 甲府は前半10分に最初の好機を得た。だがショートコーナーからMF稲垣祥がヘディングシュートをするも、相手GKの好セーブに遭った。同21分にも稲垣がペナルティーエリア右で相手守備陣からボールを奪い、FWダヴィにラストパスを送るも、枠をとらえることが出来なかった。

 これで甲府は5試合勝ちなしで年間順位も16位に転落し、降格圏内に入った。