G大阪が敵地で浦和に大敗した。第2ステージ(S)優勝を目指すには絶対に負けられない一戦だったが、4失点の完敗。日本代表GK東口順昭(30)は、ハリルホジッチ監督が視察に訪れた中、アピールができなかった。

 今季最多失点となった守護神は「早い時間での失点が痛かった。浦和相手には先制されるのが厳しい。球際で浦和の方が勝っていたし、1対1で負けた結果。相手の方が気持ちも上回っていた」と、うなだれた。

 浦和には公式戦4連勝で臨んだが、この日はシュート3本で枠内に飛んだのは1本だけだった。

 第2S首位の浦和との勝ち点差は7に広がり、残り3試合での逆転優勝の可能性はほぼ消えた。年間順位も3位鹿島に勝ち点8差の4位のままで、チャンピオンシップ出場は極めて厳しくなった。

 元日本代表MF遠藤保仁(36)は「重要な試合と分かっていた。気持ちを切り替えるしかない。自分たちのいいところを試合に出さないと。もう1度自分たちのストロングポイントを把握してやっていきたい」と、敗戦を真摯(しんし)に受け止めた。