快進撃を続ける神戸が、リーグ7戦不敗(6勝1分け)で第2Sの2位に浮上した。歴代3位となる2万5722人の大観衆で埋まった本拠地ノエスタで、3-0と川崎Fに圧勝。8月13日に東京に勝ってからはG大阪、浦和、川崎Fと次々にV候補を撃破してきた。2得点で得点ランクトップに立ったFWレアンドロは「自分の得点は大事だが、何より大事なのはチームのタイトルだ」と喜んだ。

 残り3試合で首位浦和と勝ち点5差。現実的にはクラブ初タイトルは難しい状況ではある。それでも、クラブ側は優勝争いに持ち込んだネルシーニョ監督(66)の手腕を高く評価。関係者によれば、来季の続投を要請する方針を固めた。同監督は「カウンターのスピードと迫力が、勝利のポイントだった」と満足そう。次節以降は仙台、名古屋と下位との連戦。奇跡の逆転Vを信じ、勝ち点を積み重ねる。【益子浩一】