G大阪長谷川健太監督(51)がスコアレスドローに高評価を下した。1日のJ1浦和戦ではFWアデミウソンが後半14分にレッドカードで一発退場。その経緯を踏まえ「(浦和戦は)10人でハードなゲームだった。何人かは90分やって、コンディションがきつかったと思う。その中で前半からアグレッシブに戦ってくれた」と評した。

 試合は前半からG大阪ペース。指揮官は「アウェーゴールを取られてもいいから攻めろ」と試合前のミーティングで説いた。後半は押し込まれる展開が続いたが、31分にMF倉田のシュートがクロスバーに阻まれるなど得点のにおいを感じさせるシーンも作った。

 次戦は9日に敵地で決勝進出をかけた第2戦が行われる。長谷川監督は「90分、あるいはプラスアルファにみんなで力を合わせて、決勝に行けるように戦う」とキッパリ。アウェーゴールを防ぐ無失点の結果にDF丹羽も「もう1回気を引き締めてやる。去年ナビスコ杯(現ルヴァン杯)で悔しい思い(決勝で鹿島に0-3で敗戦)をしている。借りを返すためにも大事な試合になる」と力を込めた。