鹿島が川崎Fとのチャンピオンシップ(CS)前哨戦に敗れ、今季2度目の3連敗を喫した。

 前節、完敗した東京戦の反省を受けて前線からの守備を整備。相乗効果で攻撃陣も躍動し、試合の主導権は握ったものの、後半に唯一といっていい連係ミスを突かれて失点した。

 攻撃陣はMFファブリシオ、DF昌子、FW赤崎のシュートがクロスバーをたたくなど、不運もあって無得点だったが、DF西大伍(29)が先発復帰するなど明るい話題も。石井正忠監督(49)は「選手が90分間、質の高いサッカーを見せてくれた。今日の内容をベースにリーグ戦の最終節、天皇杯、CSにつなげたい」。DF昌子源(23)は「手応えはかなり感じている。(失点に絡んだ選手には)守備の真ん中のセンターバックとして、注文させてもらった。チームに対しても、もっと危機感を持ってほしいと言わせてもらった」と引き締めた。