甲府は降格が決定している湘南に痛い黒星を喫した。

 DF土屋征夫(42)山本英臣(36)津田琢磨(36)の合計114歳スリーバックが躍動し、湘南の攻撃を押さえ込むも、0-0の後半24分にFKを直接決められた。シュート3本に封じたが、セットプレーの1発で沈んだ。攻撃陣も決定機を演出できず、完封負けした。

 J1残留は最終節のホーム鳥栖戦に持ち越し。年間順位は14位のままながら15位新潟、16位名古屋とは勝ち点差1で、得失点差では下回っているだけに、佐久間監督は「得失点差のアドバンテージがない。最終節が一番厳しい試合になる。できるようにやりたい」と危機感を募らせた。