J1浦和は1日、さいたま市内で取締役会を開き、約51%の株式を保有する三菱自動車が、三菱重工業と新たに設立する共同出資会社に全株式を譲渡することが承認された。

 間接的な持ち分は三菱重工が30・8%、三菱自動車が19・8%となり、淵田敬三社長は「三菱グループがベースとして支えていただける体制で心強い」と話した。

 今後は第三者割当増資の実施を検討し、地元企業の出資を受ける可能性がある。同社長は「比率は基本的に変えず、新会社の過半は維持する」と、今後も三菱グループ中心の株主構成を変えない方針を示した。

 三菱自動車が横浜の親会社である日産自動車と資本提携したことを受け、複数クラブを支配下に置くことを禁じたJリーグ規約に抵触する恐れがあった。