降格の可能性があった13位の磐田は仙台を破り、自力でJ1残留を決めた。

 前半4分、磐田はゴール正面28メートルからのフリーキックのチャンスを迎えた。MF上田康太(30)の左足シュートが直接決まり、先制点を挙げた。その後も果敢にMFアダイウトン(25)を中心にサイドから突破してゴールを脅かし続けた。負ければ他の3チームの結果次第では降格の可能性もあったが、名波浩監督(43)の「勝ち点3を取りにいく」との宣言通り、1点を守りきり勝利で残留を達成した。

 仙台は今季限りで引退するFWウイルソン(31)のためにも勝利を狙ったが、決定機を逃し続けて無得点で敗れた。ホームでの最終戦を白星で飾ることができなかった。