磐田はアウェーで勝ち点3を奪い、自力でJ1残留を決めた。

 前半4分、ゴール前約30メートルでFWジェイ(34)が倒され、FKを獲得。MF上田康太(30)が左足で放ったシュートは見事な軌道で相手DFの壁を越え、ゴールに吸い込まれた。6試合ぶりに先制し、試合を優位に進めた。

 その後は体を張った守備で無失点にしのぎ、7試合ぶりの勝利を挙げた。試合後は、磐田から駆けつけたメンバー外の選手もグラウンドに登場し、約1000人のサポーターと喜びを分かち合った。

 名波浩監督(43)は「最終節にクリーンシートなんて、こんなに気持ちいいことはない。選手には、おめでとうと伝えたい」と話した。今季初得点が決勝弾になった上田は「今まで散々蹴らせてもらって、やっと決められた。最後に少し、貢献できた。(残留は)かかわる人すべてで勝ち取れたと思う」と感謝していた。