広島森保一監督(48)が4日、広島市内で今季の総括会見を行った。

 昨季はチャンピオンシップ(CS)を制しながら、今季は年間6位で終了。同監督は「我々は第2ステージは10位だった。相当、危機感を持ってやらないといけない」としながらも「来年は1試合でも多く勝つことを目標にして、優勝争いに食い込めるチームにしていきたい」と話した。

 3日の最終節新潟戦は、元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカが得点を決めて1-0で勝利。ウタカは神戸FWレアンドロと19点で並び、3年連続得点王だった川崎Fの大久保を抑えて初の得点王に立った。森保監督は「チームはタイトルを取れなかったが、個人タイトルを取る選手を輩出できたことは名誉あること」と喜んだ。

 一方で、名門の名古屋がJ2に降格したことにも言及し「降格したチームに名古屋が入っているということは、Jリーグは恐ろしいリーグだということ。調子の波がうまくいかない時もあるが、ボタンの掛け違いがないように、その時は踏ん張れるように、危機感を持ってやっていきたい」と語った。