J3大分の元日本代表FW高松大樹(35)が8日、今季限りで現役を引退すると発表した。高松は同日、ブログで引退への思いをつづった。

 「この度、クラブに理解をいただき最初にブログで発表させていただきます。私、高松大樹は今シーズン限りで現役を引退します。大分トリニータで16年、FC東京で1年、プロ生活を17年も続けてこられたのは、今まで関わった選手、監督、スタッフ、トレーナー、ドクター、マネージャー、スポンサーの皆さま方のお陰であり感謝いたします。そしてファン、サポーターの皆様、どんな時も変わらぬ愛で支えて頂きありがとうございました。皆様には13日のホーム最終戦で改めて挨拶させていただきます。最後に一番近くで僕を支えて応援してくれた妻、子供達には心から感謝の気持ちです。本当にありがとう。大分トリニータで育ち、大分トリニータでユニフォームを脱ぐことが夢でした。高松大樹は引退しますが、皆様これからも大分トリニータをよろしくお願いします。また大分トリニータの力になれるようパワーアップして帰って来ます。あと2試合全力で闘い頑張ります。FW13高松大樹」(原文のまま)

 高松は山口・多々良学園高(現高川学園高)から2000年に大分に入団。FC東京に期限付き移籍した11年を除く16シーズン、大分でプレーした。04年のアテネ五輪代表に選ばれ、08年のヤマザキナビスコ・カップ(現YBCルヴァン・カップ)では、九州勢初のタイトル獲得に貢献し、最優秀選手に輝いた。J1、J2、J3のリーグ戦では通算364試合に出場し、75得点をマークした。

 高松は9日に大分市内で記者会見を開き、13日にホームで行われるYS横浜戦でファンにあいさつする。20日の最終節鳥取戦(とりスタ)で、現役生活に別れを告げる。