2位の松本が、7位の町田に敗れ、リーグ戦17戦ぶりの黒星を喫した。

 3位の清水が2-1で6位の岡山に勝利したため、松本は3位に後退。自力でのJ1自動昇格の可能性が消滅した。試合後の会見で反町康治監督(52)は「前半はやっぱりどこか重圧があった。それをコントロールできなかった私の責任。なんとか前半を1点でと思ったのですが、2点目の失点が大きかった」と大きくため息をついた。

 前半12分、町田のFW中島裕希(32)に先制を許した。その後も相手シュートが2度もバーに当たるなどして救われたが、同終了間際にはFW仲川輝人(24)に決められた。後半は中盤でのこぼれ球を拾ってペースを握ったものの、反撃弾は同21分にFW高崎寛之(30)の右足で決めたミドルシュートのみ。右サイドバックから攻め上がり、チーム最多3本のシュートを放ったDF田中隼磨(34)は「プレッシャーはありましたけれど、それに打ち勝ってこそ昇格できるチームだと思う。試練を与えていると思う。今日の負けを真摯(しんし)に受け止めたい。最後の試合で僕たちができることは勝つことだけ」。20日の最終節横浜FC戦(松本)で勝利し、札幌、清水の結果を待つ。