初のJ2降格が決まっている名古屋のDF大武峻(24)が18日、残留の意向を示した。愛知・豊田市内での練習後にクラブと契約更改交渉に臨み「基本的に残るつもりでいる。僕は最初から残って、1年で(J1に)上げるというつもりだった」と明かした。

 今季はセンターバックの一員として20試合に出場。18チーム中ワースト2位タイとなる58失点を喫したことに「失点を1点減らして勝ち点1を取っていたら残れた。結果論ですが…」と悔しさをにじませた。福岡大4年時にはJリーグ史上初となる特別指定選手での開幕スタメン入りを果たした。大きな期待を受け続けるからこそ「『大武は変わった』と言われるようになりたい。『大武はこんなもんか』で終わりたくない」と来季の貢献を決意した。

 1年でのJ1復帰へ、こだわるのは失点を減らすことだ。DF陣は田中マルクス闘莉王(35)や竹内彬(33)らが契約満了で退団。大武の奮起は欠かせない。