9年連続初戦敗退の山形中央は一条(奈良)と対戦する。

 県勢の連敗は9で止める。山形中央は2回戦からの登場で、10年ぶりの初戦突破をかけて一条(奈良)と対戦。MF岩村豊主将(3年)は「県のサッカー協会の方からも10年ぶりに1勝してくれと言われた。期待に応えたい」と意気込む。高校総体後に主力DF2人が進学準備のために引退。そのため岩村のパスワーク、FW八矢悠雅(3年)の素早い飛び出しが白星へのカギを握る。掲げるのは「攻撃のサッカー」だ。県リーグでも優勝し、来季からのプリンスリーグ東北参入戦に勝利するなど勢いはある。岩村は「総体でやめた2人も県決勝ではスタンドから気持ちを送ってくれた。全国の舞台で楽しいサッカーをして、勝利を届けたい」と団結力を力にしている。