県勢が8年連続初戦敗退中の遠野(岩手)は松山北(愛媛)と対戦する。

 遠野(岩手)が伝統を変えて、勝利をつかむ。4年連続26回目の出場にMF千田夏寅主将(3年)は「伝統的には守備だが、今年は攻撃もあるというところを発揮していきたい」と堅守から猛攻の集団へ変わったとアピール。県決勝では0-2から後半に5得点して、逆転優勝するなどツボに入れば止まらない。初戦は2回戦で松山北(愛媛)に決まったが「(相手の印象は)分かりません」と言い、遠野の戦い方を貫いていく構えだ。県勢は初戦8連敗中で、9年ぶりの全国1勝の期待がかかっている。「過去3年は自分たちのサッカーができていなかった。ボールを動かし、いいタイミングでしかけたい。僕たちは守備だけじゃない」と攻めダルマになるつもりだ。