J2京都のFWエスクデロ競飛王(せるひお、28)が、J1昇格へ導く。24日は京都・城陽市内で、J1昇格プレーオフ(PO)C大阪戦(27日、金鳥スタ)に向けて練習を行った。今季は天皇杯を含めて3度対戦しており、1勝1敗1分けと成績は五分。エスクデロは「悪いイメージはない。楽しみ」と心待ちにした。

 13年のFCソウル時代にACLの決勝を経験。中国の強豪・広州恒大と戦い、アウェー戦では約8万人の観客の前でピッチに立った。試合は引き分けだったが「うちのチームがゴールを入れた時に、8万人が静まり返った。それが気持ち良かった。いい経験。今度はキンチョウスタジアムをシーンとさせる」と宣言した。

 勝利のために必要なのは一丸となること。エスクデロは「全員が『J1に行く』という気持ちを持つことが大事。ベンチ外の選手も。上がれば全員J1の選手になる。人生が変わる。カテゴリーをかけた戦いは想像を絶する緊張があると思うけど、自分自身を試せる場と思って楽しむ」。4位C大阪に挑む5位京都の攻撃の要として、ゴールを奪いにいく。