G大阪の日本代表MF井手口陽介(20)が25日、大阪・吹田市内で行われた練習に合流した。代表合宿後にオフを挟み、この日から12月24日の天皇杯準々決勝横浜戦に向けて同じく日本代表のGK東口と再始動。初めて代表に招集された井手口は「レベルの高い中でまぜてもらったのは、いい経験になった。特にうまさ、戦うことを感じられた。ハイプレッシャーでいい雰囲気でやれた」と晴れ晴れとしていた。

 課題もはっきりとした。井手口の持ち味はボール奪取力の高さだが「守備のクオリティーが足りない」と、特長さえも通用しないと痛感させられた。「とにかく全てが足りない」。20歳ながらA代表入りしたことで「日本の一番上(のレベル)が分かった。試合に出られなくてもいい経験になった」。

 継続して代表入りするためには、G大阪で結果を出すことが必要になる。チームの目標は史上初の天皇杯3連覇で「代表の経験を(チームに)還元したい」と、勝利に貢献することを誓った。