磐田が26日、勝利で今季を締めくくった。磐田市内で行われた東海社会人2部FC伊勢志摩との練習試合に2-0。集まったサポーター約600人に、ゲーム主将MF上田康太(30)が「1年間ありがとうございました。来年も頑張るので、応援よろしくお願いします」とあいさつし、大きな拍手を受けた。

 後半から出場のMF荒木大吾(22)は、同19分にMF松浦拓弥(27)の右クロスに左足を合わせて追加点を奪った。プロ1年目の今季は右ひざの負傷で離脱した時期もあったが、FWジェイ(34)ら前線の選手が抜ける来季は、若手の台頭が必須。荒木は飛躍のシーズンにするべく「浮き沈みの激しかった今季の経験を生かし、キャンプからしっかりやりたい」と話した。

 来季は1月中旬に始動する予定。名波浩監督(43)は「まず勝ち点40を超えるのは当然の目標。上位3~4チームの下にへばりついていきたい」と上位進出を誓った。【保坂恭子】