コロンビアで墜落した航空機に搭乗していたシャペコエンセの選手らにはJリーグ経験者もおり、国内のクラブからは29日、驚きや心配の声が上がった。カイオジュニオール監督が2009年に率いた神戸の関係者は「詳しい情報は分からない。非常に驚いている。何とか無事を祈りたい」と話した。

 同監督はブラジルの名門フラメンゴなどを指揮した経験を買われて神戸監督に就任。しかしチームは上向かず、シーズン途中に辞任して中東のクラブに去った。ケンペス選手はC大阪から移ったJ2千葉で13年には22ゴールを挙げて得点王に輝いた。千葉の広報担当者は「(不幸が)起きたと考えたくない。事実を確認したい」と語った。J1だった10年に所属したチエゴ選手を知る京都の広報担当者は「応援していた。無事であってほしい」と願った。

 クレーベル選手は05年にJ1柏でプレーし、29試合で8ゴール。アルトゥールマイア選手は昨年、J1川崎に所属して4試合に出場した。